学会発表などは、パワーポイントでスライド作成しますが、この際に気を付けていたポイントをまとめてみました。
<文字・色・配置>
・文字のサイズは、最低18pt(これ以下は見えない)でタイトルや強調部は大きくする
(引用文献などはもう少し小さいこともありましたが)
・文字は日本語はメイリオ、英数字はArial(可読性を意識したフォント選びが重要)
・背景は白、文字は基本黒で、やや強調は青~紺、さらに強調は濃オレンジ~茶色
(メインカラーやアクセントカラーといった概念で、反対色を用いた)
・文字は薄すぎて見えない色は避ける
・目が疲れる原色は避け、色はスライド全体で、できる限り三色以内にする
・グリッドデザインを意識して、文字や画像の配置を揃える
・各スライドのタイトルの下に直線を引き、本文と区切る
<その他>
・背景→目的→実験法→結果→考察の流れが、分かりやすいようにまとめた
・化合物とグラフを対応させる場合、化合物名だけでは分かりにくいため、構造式も載せ、色によっても対応が分かりやすいようにした
・角に現在のページ数を載せた
「現在のページ数/全ページ数」と書くと、全体の内どれくらい進んだかも分かりよい
・説明分を書く際は、全文章を長く書き過ぎず、箇条書きでポイントを書く
・基本的に図は多めで、文字ばかりのスライドにしない
・スライドはケムドローなどは直接貼り付けていたが、重くなりすぎる場合は、保存する際に、「画像化プレゼンテーション」にして別名保存したものを本番使用
私は、最初の頃はスライドのデザインをあまり気にせずに作成していました。
しかし、ある時からデザインに意識を向けると、見やすさがかなり改善されることが分かりました。
研究発表は内容だけでなく、聴衆視点のデザインを意識すると、評価が大きく変わると思います。