今回は論文の重要性について考えていきたいと思います。
大学で研究室に入ると、論文に関わる機会が多くなると思います。
先行研究について調べるために論文を読んだり、あるいは自分で論文を書いたりしますよね。
論文を出すのは、早い人だと修士中(あるいはB4)、博士課程で初論文の人とかいろいろいるかと思います。
論文は、アカデミアに残るのであれば当然重要ですが、企業就職の場合でもエントリーシートに記載できる企業もありますし、技術面接で自分の論文があったら客観的に評価される指標となるため、出せるに越したことはないです。
研究者を論文で評価する際に重要な項目としては、
・論文数
・論文のインパクトファクター(IF)
・筆頭著者かどうか
・論文の被引用数
・論文の表紙や各種メディアへの掲載
などがあるかと思います。
論文の出し方や出すペースは、人・研究室・研究分野によっていろいろな考え方があります。
論文数が多い分野もあれば、少ない分野もあり、人や研究室によっても、手間暇かけた研究について極めた論文を1報出すところもあれば、ある程度の数をどんどん出すところもあります。
ここからは私の意見ですが、論文数を増やすというのは、ある程度重要だと思います。
といいますのも、論文もSNSやブログと同じように、ある程度数を出さないと認知されず、一般的に普及しにくいと思うからです。
効率の面から考えてみますと、IF=10前後の論文をそこそこの数で安定的に出していけると強い?と思います。
IFは10を超えると、けっこう評価されるようになります。
また、論文NやSのようにIFが30や40を超える論文を少数精鋭で狙っていくという考え方もありますが、作業コストが高くなり、そもそも通ることが難しいです。
IFが高い論文を目指して、時間と労力を費やしても、通らずに結局論文のランクを下げていくのであれば、ある程度のIFの論文を複数安定的に出せる方が、期待値としては高いのかな、と思います。
これは研究者としての倫理的な意見というよりは、客観的な効率や生き残るための戦略としての意見ですので、こういう考え方もあるというくらいで読んでいただけたらと思います。
私は企業にいて論文はもう出していませんが、
論文を出している方は、ぜひ頑張ってください!