理系ブロガーSの挑戦

化学系博士卒ブロガーの経験と考えをまとめたブログ

理学部と工学部の違い

今回は大学の理学部工学部

の違いについて考えてみました。

大学や大学院で理学・工学の

選択の参考になれば幸いです。

 

理学部と工学部の違いですが、

分野にもよりますが、私が思うに、

ものすごく大きな違いがある

というわけではないです。

 

一般的には、

理学部:原理追求の基礎研究向き

工学部:実用的な応用研究向き

のようなイメージがあります。

 

また全体の人数は工学系の方が

多いイメージはあります。

 

以下にいくつかの観点から、

理学・工学を比較します。

 

学部生時代の違い

学部のカリキュラムや雰囲気は

多少上記の傾向や雰囲気があり、

集まる人の考え方が異なる

可能性はあります。

 

ただ、学部生で習う講義内容は

研究する際の基礎になるため、

必要な知識としては、

ある程度共通の内容になります。

 

研究室の違い

研究室レベルでは、

研究室ごとの研究内容になるため、

何学部だから何の研究をする

と決まってはいません。

大学教員の所属学部と出身学部も

異なることが多いため、

性質は混ざっていると思います。

(大学自体異なることも多い。)

理学・工学だけでなく

薬学系でも工学系のような研究を

する研究室(もしくは逆)もあります。

今は分野の境界が曖昧になっている

という現状もあります。

 

就職について

工学部の方が就職に有利

と言われることもありますが、

出身学部よりも、

個人や大学、研究室、研究内容

の影響の方が大きいと思います。

ただし学部の推薦枠の有無や

過去の就職実績で影響する

場合はあるかもしれません。

 

学位について

学位をもらう時には、

理学や工学のように、

学部も一緒に記載されるため、

どちらの方が自分のイメージと

合っているかという感覚も

大事だと思います。

 

ちなみに英語だと、

理学は「Science

工学は「Engineering」 

です。

 

私的には理学はスタイリッシュで

アカデミックな印象があります。

工学もかっこいいと思います。

(どうでもいいですね)

 

以上、参考になれば幸いです!