理系ブロガーSの挑戦

化学系博士卒ブロガーの経験と考えをまとめたブログ

大学院入試や選び方について

今回は、大学院入試や大学院の選び方について、

私の意見を書いていきます。

今は理系の方の多くは修士に進学すると思います。

 

まず大学院入試は大学により、やり方が異なります。

一般的には、テスト+面接が多いと思います。

大学により推薦でテストが免除される場合もあります。

それぞれのメリット・デメリットですが、

〇推薦のメリット

・ほぼ確実に合格できる

・院試勉強が必要ないため、他の事に時間を割ける

〇推薦のデメリット

・院試勉強が無い分、基礎知識の復習がしにくい

・選択肢が限定される感じがある

・研究時間が増える分、消耗しやすい

 

〇院試のメリット

・勉強する分、知識が増える

・他大学院も含めて、広い視野で選択できる

・ずっと研究するより気分転換になる

〇院試のデメリット

・推薦に比べて、合格率が下がる

・院試勉強に時間がかかる

 

院試の内容は、大学に寄りますが、例えば、

基礎+専門科目(+英語)のような感じです。

 

院試の難易度については、大学や分野に寄りますが、

大学時代にちゃんと勉強した人にとっては割と簡単です。

その理由ですが、私が思うに、

・大学受験に比べて大学では、

勉強の量と質が下がる人が多いので、相対的に有利

・専門科目に特化した人は大学の勉強の方が有利

・専門性が深まるにつれ、問題を作るのも難しく、

基礎的な内容にせざるを得ない

などが挙げられます。

院試はどこであれ上位合格を目指しましょう。

 

内部進学と他大学院進学についてもまとめます。

〇内部進学の特徴

・同じ環境に長くいる分、慣れやすく、集中できる

・人間関係が固定化される

・環境が合えばいいが、合わないと長くしんどい

〇他大学院の特徴

・人間関係や研究テーマが広がり、知見が増える

・新しい環境で始められる

・環境が変わる分、労力やエネルギーがいる

・手続きなどが手間

・良くも悪くも可能性に満ちた選択肢

 

修士後に就職する人にとっては、

それほど悩む必要はないかもしれませんが、

それでも2年間過ごす場所ですし、

研究室と就職が密接に関わる場合もあるので、

しっかり考えるべきです。

 

特に、博士課程やアカデミアを考える人は、

広い視野で客観的に判断した方がいいです。

学部生までは大学受験も含めて、

個人の優秀さだけで何とかなる場合も多いですが、

研究室の場合は、

所属する大学や研究室の総合的な力が重要です。

(個人の優秀さで通用する人もいるとは思いますが)

希望する分野の第一人者の研究室が望ましいです。

 

あと、内部進学であっても、学部と大学院では、

生活と人間関係がどのみち変わってしまうので、

思い切って他大学院進学もありだと思います。

さらに視野を広げるならば、

海外の大学院とかもありかもしれません。

(私は海外は経験が無いため分かりませんが)

 

そもそもですが、大学院に行く必要があるかも

まず考えるべきですね。

 

以上、参考になれば幸いです。