理系ブロガーSの挑戦

化学系博士卒ブロガーの経験と考えをまとめたブログ

博士は就職しにくくなる、は本当か?

博士後期課程に進むと就職
難しくなる....

とよく言われますが、
実際どうなのかを、博士卒メーカー
社員の私がお答えします。
(ちなみに化学系です。)


結論としては、

分野によって異なる

と思います。

博士から企業への就職難易度は、
大学と企業の行き来のしやすさ
であると考えられます。

すなわち、
大学と企業の差が小さい分野ほど
博士後期課程からの就職はしやすく、
逆は難しい、ということです。

例えばですが、
私が所属する化学系(特に実験系)は、
大学と企業の差が比較的小さいです。
そのため、博士からの就職例が
非常に多く、就職難易度は低め
と思われます。

逆に、ものすごくマニアックな
(アカデミアの色が強い)
理論系の分野などは、おそらくですが
企業への就職難易度が高くなりそうな
気がします。
(経験ないので分かりませんが)

ただ、
アカデミックな研究をするために、
博士後期課程まで進むのに、
企業とアカデミアの差が小さい方が
就職しやすいというのは、
すこし矛盾ではあるんですよね。
リスクヘッジにはなるのですが。

後戻りできない分野の場合は、
博士に進む段階で、
それなりに覚悟は必要かも、
と思います。

あとは、大学や研究室の就職実績や
ツテがあるかも重要ですね。

まあ最終的には、その人次第かな、
と思います。

今回は以上になります。

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