理系ブロガーSの挑戦

化学系博士卒ブロガーの経験と考えをまとめたブログ

危険物(甲種)の合格体験記

今回は危険物(甲種)試験の合格体験記をまとめます。

 

危険物甲種試験の内容

①危険物に関する法令 15問

②物理学及び化学 10問

③危険物の性質、火災予防、消火方法 20問

の計45問、

2時間30分、5択マークシート試験です。

①~③それぞれ60%以上正解で合格です。

 

対象者

危険物を扱うために必要な資格で、

主に化学系向きな資格になります。

学生のうちに取得する人もいますし、

仕事でとる必要が出てくる場合もあります。

 

勉強法

私がやった勉強法としては、

(1)購入した参考書1冊を読み、章末問題を解く

(アンダーラインやメモしながら)

(2)講義を受ける

(3)講義用の参考書を復習

(4)問題集1冊を解き、間違えた問題を復習

(5)主に購入した参考書を復習

のような感じです。

 

勉強期間は2~3カ月で、結果としては、

①法令11/15問②物化10/10問③性消18/20問

くらいで合格しました。(2019年)

 

科目ごとの感想

①法令

個人的に最難関科目です。

指定数量や製造所、運搬など、

大学の化学系でも習わない内容が多いです。

数字などの暗記が多く、

私は参考書の語呂合わせを活用しました。

 

②物化

化学系にとっては最も簡単な科目です。

基礎的な内容ではありますが、

結構忘れているところもあるため、

しっかり復習する必要はあります。

ただし、燃焼や消火に関しては、

習っていない範囲があるため、

新たに勉強が必要です。

 

③性消

危険物1~6類の性質をとにかく暗記します。

共通する性状を上手く分類して覚えました。

化学系でもなかなか大変だと思います。

 

総評

全体としては、暗記量が多く、

けっこう大変でした。

ボリュームが多いため、

最初はポイントを絞って勉強して、

徐々に細かく暗記するのがいいと思います。

内容理解と暗記ポイントの絞り込みは早めに行い、

後は試験直前の詰め込みになるかと思います。

5択なので、ある程度の確率では正解できますし、

勉強した知識や消去法で、正解率をupできます。

実際の試験は、結構微妙で難しい問題も出るので、

簡単な問題を確実に正解できるようにしましょう。

 

以上になります。

これから受ける方はぜひ頑張ってください!