理系ブロガーSの挑戦

化学系博士卒ブロガーの経験と考えをまとめたブログ

博士後期課程の就活について

私は博士後期課程修了後に企業に就職したため、それについてまとめました。

 

 私の場合は、D2の10月から就活をスタートしました。
情報源は主に企業Webサイトの採用ページや大学の就職支援サイトです。

 

博士後期課程の採用開始時期は企業によって異なるため、Webサイトを注意深く見ておく必要があります。

私は主に自分の専門に近い分野(+少し外れた分野)で博士採用している企業にエントリーしていました。
ES提出は~30社、面接は10~20社受けましたが、内々定までたどり着いたのは僅か数社です。

博士採用は必須ではないため、けっこう厳しいですね。


同分野の企業は似たようなところが多く、志望度合いが必ずしも高い企業ばかりではありませんでしたが、面接の練習や選択肢を絞るという意味でも、多く受けていました。
交通費などを考えるとうまく絞っていく必要はありますが、正直運要素もあると思うので、ある程度は数受けるのもありだと思います。
それにしっかりと落とされた方が、採用された企業に行く際にも、後悔なく進んでいけると思っていました。

(あとSPIを複数回受けてベストスコアを提出できるメリットもあるかも?)

ただ、研究室・人・家の事情などによって、就活にかけられる時間・労力・金が異なるため、一概には言えませんが。

 

ESは、自己アピールで使い回せるところは使い回して、後は企業ごとにその企業でなければならない理由は考えるようにしていました。
面接の質疑応答は、細かくシミュレーションしたものを紙に書き出して、結構対策しました。
技術面接は、背景→目的→実験法→結果・考察などが分かりやすいように構成を考えて、専門用語も分かりやすく説明するようにしました。

 

就活は将来のことを考えるいい機会ですので、先入観を取り払って広い視野で考えた方がいいと思います。
企業だけでも大・中小・ベンチャーいろいろありますし、アカデミア・公務員(あるいは独立?)などいろいろな可能性を考えたうえで、納得して決められればいいかと思います。

 

就活時を思い出して、書き出してみました。
博士後期課程で就活に迷っている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。