理系ブロガーSの挑戦

化学系博士卒ブロガーの経験と考えをまとめたブログ

ジェネラリストとスペシャリスト

今回はジェネラリストとスペシャリストについて考えてみました。

 

まず、私の解釈する言葉の意味ですが、

ジェネラリスト:多少浅くても広い分野を網羅している人

スペシャリスト:特定の狭い分野に精通している人

と思っています。

 

 

この二つに完全に分類されるのではなく、状況に応じて、何対何という形で両方を併せ持つものだと思います。

また、どちら寄りもしくはどちらがいいと考えるかは、人や経験によって変わってくるでしょう。

 

私の場合は、理系の人に多いかもしれませんが、昔は圧倒的にスペシャリスト寄りでした。

狭い分野でもいいので、その分野において誰にも負けない知識・経験を有するのが自分の存在意義になると思っていました。

しかし、時間が経つにつれ、ジェネラリスト的な考え方が多くなったように感じています。

 

生きていくうえでは、特定分野だけでなく、総合的な知識があった方が、有利に進められることが多いと感じたからです。

狭く深く追求するのもいいですが、その範囲が目的と外れていた場合には、時間と労力の浪費になってしまいますし、広い範囲で考えた方が、意外と簡単に目的を達成できる手段に到達できることも多いです。

 

また、狭く深く追求するのは煮詰まって進まなくなってしまうことも多く、それならば、範囲を広げて多少浅くてもいいので進めた方が、時間の効率がいいこともあります。

 

ただ本音をいえば、スペシャリストになりたいという思いもあります。

今の世の中は(昔からかも)、なんでも多角化して保険をかけたり、少数精鋭よりもマンパワーと物量で押し切ったり、分野の垣根を越えて協力するのがよいという傾向がありますが(それもいいのですが)、周りがどうであれ信念を貫くという職人的な生き方はやはり憧れますね。

 

バランスよくやっていくのも大事かと思うので、最初は広い視野をもって状況を把握し、徐々に狭めて深める進め方がいいかと思っています。

 

現代は、行動の選択肢が増えて自由度合いは増したと思いますが、その分特定のものを選択するのが難しいと感じています。

消去法で特定の選択肢が選べれば、割り切って集中できると思うのですが、今は全ての選択肢を把握しきれないため、選んだ選択を自信を持って突き進むのが難しいです。

本当に自分にとって重要なことを選択する必要性を感じています。

 

以上、まとまりのない話になってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました<(_ _)>