理系ブロガーSの挑戦

化学系博士卒ブロガーの経験と考えをまとめたブログ

「人を巻き込む」という言葉

会社に入ると、

「周囲の人を巻き込む」という

言葉がよく用いられます。

 

個人的にはあまりしっくりこない

言葉だと感じていました。

 

というのも、

「巻き込む」という言葉は本来、

・機械に体を巻き込まれる

・事件に巻き込まれる

等のように、良くないものに

巻き込まれるという使われ方が

一般的ではないでしょうか。

 

なので、似たニュアンスとしては

シンプルに

「人と協力する」や「人を動かす」

とかでもいいのかなと思います。

 

ではなぜ、「人を巻き込む」という

言葉が広がっているのか、

少し考えてみました。

 

一つは、「巻き込む」という

言葉の方がキャッチフレーズとして

印象に残りやすいというのは

あるかもしれません。

 

あと他の考え方としては、

「協力」よりも「巻き込む」

の方が主体性が強く

他人への強制力が強い

ニュアンスかもしれません。

 

協力の場合、協力的でない相手

を動かすのは難しいです。

一方、巻き込む場合は、

相手が最初は協力的でなくても

何かしらのロジックで動かす

ような強制力が感じられます。

 

他の人にとっては、負担になる

マイナス要素が多少あっても、

それ以上に重要なことがある場合は

多少強制力を持って巻き込むことも

必要かもしれません。

 

基本的に、あらゆる行動には

必ずマイナス要素が存在するので、

それを不安視しすぎて、

動けなくなるのも良くないですね。

 

重要なことで人を巻き込むのは

必要かもしれませんが、

そうでなければ、余計なことに

巻き込まれたくはないものです。

 

私はまだ社会人経験は浅いので、

経験を積むと、巻き込むという

言葉がしっくりくるようになる

のかもしれませんね。

 

周囲の人は巻き込んでも、

事件には巻き込まれないように

注意しましょう。